nuruinemuri

タイトルに偽りアリ

愛のSDGs

どうにもこうにも寝苦しくて、シーツの少しでも冷たい部分を探すような夜は今年はなかったかのように思えるほど、朝晩が涼しくなった。嬉しくなるのもさみしくなるのも、懐かしくなることも、いつも9月だった気がする。唐突だけど、結局どんなエロそうな女よりも、ほげちゃんみたいな、ボーイッシュで、赤ちゃんみたいな女がモテるという持論がある。赤ちゃんとは、無条件に守るべき・愛されるべき生きものだからだ。そうして、赤ちゃんみたいな女が産んだ子もまた、めいっぱい愛されて育つ。このシステムは、持続可能な開発目標の一種である。

 

今は昔、思春期の延長線上だったとき。脳死で学校に通っていたとき。一箇所の皮膚がボロボロだったとき。好きでもない、ろくに知りもしない人間に「病んでそうなところが好き」と言われたとき。初めて他人に対して消えてほしいと思った。

それとは全く異なるけれど、不憫な人は何故だか、そこはかとなく色っぽいのだ。あたしは、そういう人がどうしたって好きだし、愛おしく思う。決して「可愛そう」「病んでそう」とは違う。これは、赤ちゃんや仔犬などの可愛い生きものに対して抱く衝動、アレだよあれ、そう、「キュートアグレッション」と似通っていると思っている。好きな人は可愛い、そして困らせたい、結果不憫な人にさせてしまう。これ、なんか科学的に証明できないだろうか。心理学を勉強したい。専門家と話したい。

 

 

 

先日、過半数が反対していたはずの、国にまつわることが、あっけなく執り行われられた。ひたすらに怖くなった。政治って何なんだっけ。これから、反対の声をあげることすら、気が滅入る。民主主義はもう崩壊しているし、「終わり」はとっくに始まっているようにしか思えない。愛おしくもなんともない、悲しいだけのくそったれの世界。長生きしてたまるか。もう、見捨てられたも同然だよ。だからせめてさ、寒くなったら旅に出ようね。これは約束。

 

 

今日の一曲

藤井風 / ガーデン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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愛すべきあたしの今の庭