アイシャドウのラメは、自分を可愛く飾るものなのに、誰かの頬や鼻や唇や、胸板に付いた途端、意味のないものに変わり果てる。全部拭いたくなる。あの晩は、大粒のホログラムを、涙と勘違いされただけだ。あたしは泣いたことがないもの。涙を流す価値すらな…
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