nuruinemuri

タイトルに偽りアリ

新陳代謝をくりかえしながら 毎日常に生まれ変わる

断捨ismしてたら、ハタチで失恋したときに書いた文章が出てきた(こえ〜)。こんなこと考えてたんだな〜。まだサブスクとかなかったときだね。

楽しかったときや、しあわせだったころの記録を見ると、今までかなしいことなんてなかった気すらしてくる。そんなわけないのに。愛とか、そうじゃないのとかって、あたしは大好き!

つまるところ、これはあたしのブログなので、好きに載せるんだぜ。

 

以下原文ままコピペ↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶんわたしは愛を知っている。
電気グルーヴが好き、と言われたからShangri-laしか知らなかったけど片っ端からレンタルして聴いた。いまいちピンと来なかったけど「わたしも好きだよ」と嘘をついた。それから事あるごとに「テレビに電気が出るよ」「映画を観に行こう(それもインディーズ時代からのドキュメンタリーの)」って連絡が来るようになった。わたしは電気グルーヴが好きなのか随時連絡をくれる人のことが好きなのかわからなくなった。その人は電気グルーヴを好きなあたしのことが好きなのかもしれない、「ほんとはそんなに電気グルーヴ好きじゃないんだ」って言いだすタイミングがなくなった。

誕生日、ずっと欲しかったトイカメラ大森靖子ちゃんの本と浅野いにおの漫画と、山のような量のCDをくれた。その中から電気グルーヴのVITAMINが出てきた。なんで今さらこれをくれたんだろうと不思議に思ったけどそのときは聴かなかった。


学校と仕事ですれ違うことが増えた。わたしが会いたいと言えば「会えない時間が愛育てるのさ」と郷ひろみの「よろしく哀愁」の歌詞を引用され、かわされた。なかなかうわてだ。
いよいよ1日も会わない月があり、どんどん距離は離れるばかりで、なにがよろしく哀愁だよ、と悪態もつけなくなり、つらくなってもうお別れしようと告げた。
「あのときVITAMINをプレゼントしたのは一曲目にHappy Birthdayが入ってるからで、誕生日だから絶対これをプレゼントしたくて、キングコングでめちゃくちゃ探したらたまたま見つかったんだよ」って言われた。Amazonで買えるのに、なんでキングコングなのかはわからなかったけれど。自分で探すことに意味があったのかな。
誕生日のVITAMINだけじゃなくて、他にも電気グルーヴのアルバムとか8センチCD、「うっかりレディースサイズ買っちゃったから」とスチャダラパーのTシャツ、「間違って2枚注文してたから」と電気グルーヴスチャダラパーのコラボDVDなどことあるごとにわたしにプレゼントしてくれていた。きっとわたしが彼に合わせて電気グルーヴを好きだと言っていただけで本当はそんなに好きじゃないことに気づいていたのだ。そして間違えた、というのは口実でどこまでも不器用な人だったのだ。
愛はいつもかくれんぼなんだな〜。