nuruinemuri

タイトルに偽りアリ

デートの前日にエロ漫画を読むな

あたしは、どんなに好きで好きで仕方ない人間相手だとしても、同じような出勤時間で朝の身じたくをし、同じような退勤時間で帰宅して、同じようにだらだらと寝るまでの時間をやり過ごして、まるっきり同じ曜日に休みだということが耐えられなかった。だから、シフト制の彼とはたまに休みが被ることが本当に嬉しいし、全ての予定を投げ捨てて、誘われたらそこに行きたい、とまでは思わないけれど、いやちょっと思っちゃうけど、なんならこの日行くつもりのライブを投げ出したけど、けど、とブツブツ心の中で言い訳しながら、行くつもりのライブに出るつもりの友達に「のっぴきならない事情が出来たので行けなくなった」とLINEし、「のっぴけのっぴけ!」と背中を押され、てかのっぴくって動詞にしちゃえるんだ、と思いながら、待ち合わせ場所に到着すると、百貨店の仰々しい壁の前に、彼はぽつんと立っていた。駆け寄ろうとしたけど、目の前を大量の人が一方通行で歩いていたため、流れるプールみたいだ、と思いながら、流されないように、回転寿司の好きなネタが自分の席に来るのをちょうどいいタイミングで手を伸ばすみたいに、隙を見計らって近寄った。

好きな人間の顔を見ると、確変が起きて、裸眼で−4.5の視力が3.0になり、視界がピンクのラメになるうえ、脳内に花びらが舞いながら、斉藤和義の「君の顔が好きだ」が爆音で流れるというご機嫌フィーバータイムが始まる。うっかりハートのビームすら出せてしまいそう。だから、高島屋のファミリアのベビー服なんて全部可愛く見えたし、SABONの新作はどんな香水よりいい匂いに思えたし、ホルモン29号ではメニューを見た時点で全部美味しく思えた。

以下ただの日記です。

f:id:seijunchann:20230112043756j:image西成のナイス建造物

f:id:seijunchann:20230112043622j:image5本
f:id:seijunchann:20230112043625j:imageこれは9月に書かせてもらったの、調子乗りすぎてBAD

f:id:seijunchann:20230112043932j:imageやりたいことリストに入ってた新世界のスマートボール。あたしはカスで彼は爆裂当ててて、格差社会の縮図って感じだった。この先5年くらいはやらんでもいい。

f:id:seijunchann:20230112044122j:image裏側だけど通天閣も見れた。写真を撮ってたら「どこから来られた人ですか?」と言われた。ミナミです。

 

最後に大正で飲んだ。何気なく入った店のおでんの大根を「美味しい、美味しい」と言って、もう一つ頼んでいたのが可愛かった。ワインも飲んだ。あたしは普段ワインをあまり飲まないので、「藍ちゃんには良いワインを飲んで欲しい」と言いながら頼んでくれた。まだ20時とかで、いつもなら飲み始めてもない時間で嬉しかったのに、2時間しか寝れなかったため、急にとてつもなく眠たくなり、前日の自分にキレながら帰宅した。

 

久しぶりに夢を見た。よく出てくる路地がある。思い返せば、いつも人と眠る時に見ている気がする。河原町のような大通りの、地下にある店の階段の前で立ち止まる。絶対にそれを降ることはできない。何の店かわからないし、どういう意味があるのかもわからない。

 

エロ漫画を読んだ翌日は、エロ漫画に出てくる台詞を言わないように慎重になる。じゃあそれを読まなければいいだけなんだけど。つい主語がデカくなるが、エロ漫画の言い回しは、この世で一番面白い。特に男側が面白い。いちいちうるさい。読者向けに親切に状況説明してくれてるのだろうけど、とにかくうるさい。つまり、エロ漫画家はボキャブラリーが豊富だし、エロ用語だけで辞書が作れると思う。誰か作って!あたしは作らん。

 

今日の一曲

ナイアガラ•トライアングル / Nobody