nuruinemuri

タイトルに偽りアリ

あたしに金平糖を、意地悪な人には愛を

良くなるための薬を、久しぶりに再開したら、余計に身体がバグって、腹は千切れそうに痛むわ、血が足りなくてふらつくわ、で、気持ちも参ってしまって、家では寝てばっかいる。痛みで冷や汗をかきながらの言葉は、上手く頭に入ってこない。お願いだから、あたしの知らない言語で喋って。頭をキンと冷やさせて。Twitterに書くようなことも全部ブログに書かせて。そうだよ、君の言う通り、これは薬じゃなかった。ただのこんぺいとうです。

 

今ではすべてを許した。本当に、すべてだ。だけど、あの頃「若さしかないなんてあわれ」だと言われたことが、頭に浮かぶ。意地悪な人に、何も言い返せなかった。悔しかった。言葉は、たまに不便なものへと変わる。喉でつかえたら、声が出なかったら、それは不自由なものなのだ。ちいかわですら「イヤだ」と言えるのに。だから、ささやかなことだとしても、言いたいことを通訳してくれる、稀有な人を大切にしたい。あたしはあわれだったこと、可哀想だったことなんて一度もない。同情されてたまるか。ずっと言ってるでしょ「人の気持ちなんてわかってたまるか」。わかられたくもない。

外はすっかり寒くなった。こうも寒いと、心も体も麻痺してしまう。ひっついてたら肌の境目が溶けて、自分が冷たいのか熱いのかわからなくなって、秋か冬なのかもわからなくなって、悲しかったことは体のずっと奥に沈めて、全部上書きさせて。

 

かわいいかわいいあの子の触覚には、神経が通っている。愛してくれる優しい人、見つかるといいね。

 

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今日の一曲

candle / 泉まくら