11月と思えないほど毎日あたたかい。冬物コートの出番はまだ先のよう。ライブで酩酊して、何故か西明石駅にいたため、翌日は流れで明石観光することに。本当はどうぶつ王国に行くために平日休みを取っていたのに、よりによって、よりによって休園日。これはどうぶつ王国へのマウント日記である(マジのただの日記)。
夜中にここで目覚めたときは軽く絶望していた。
まずは、通りがかった喫茶店でモーニング。ど平日の朝から、外で優雅にコーヒーを飲む優越感。入口の自動ドアは、震災の際に歪んでしまったので、マスターが自力で踏むタイプの自動ドアに改造したそう。おばあさんに「わたし」「ぼく」と呼ばれて、いくつに見えたんだろう、と可笑しかった。可愛い人たちが営むお店だった。
魚の棚市場は初めて歩いたけど、魚が安くてびっくりした。何故か野菜も安かった。明石焼のお店もいっぱいあって、見てるだけで楽しかった。商店街が終わった先にも明石焼のお店があったのを見た彼が「ここまでが天満六で、こっから先が天七や」となどと言っていた。
海なんて、いつだって行きたい。とりあえず、それを目指して歩いた。地図はほとんど見ていない。二日酔いもそこそこに、コンビニで缶チューハイを買って迎え酒。海にはアルコールがつきものだからだ。
明石港
太陽がクソデカオーブみたいになってて綺麗に撮れた写真。お気に入り。
カナヅチなので、マジで落ちたら終わりだ…と思いながら、あたしも恐る恐るヘリに座った。海を見ながらわざわざ「ツイッターが有料化するらしい、いくらまでなら払って続けるか?」という話をした。
明石港から、なんとなくで歩き続けると、ハワイっぽいところへたどり着いた。
逆光。ハワイとかにありそうなでけえ木
すると突然、明石海峡大橋が現れた!地図も見ずにひたすら歩いていただけだったから、これにはさすがにテンションが上がった。
ヨーロッパみたいな可愛い海沿いのマンション
このデッキの上で1時間くらいぼーっとしていた。大量の鳥の群れにナメられ、何度も頭上付近をわざわざ飛ばれる。たまに、一羽はぐれて飛んでいるそれが社会に適合できない自分を見ているようだった…
まだまだ歩き続けると、気付けば大蔵海岸まで来ていた。なんかデカい魚がいて、彼は「ネコザメや」と言っていた。そうなのかは結局わからなかったけど、大蔵海岸の主っぽかった。挨拶に来てくれたのかもしれない。
名前が良すぎる「ハイツ子午線」。
この辺りで、行きたいと思っていた明石焼きのお店の閉店時間が迫っていることに気付き、引き返す。
無事間に合い、運良く並ばず入れた。明石焼と、おでんとビールを頼んだ。明石焼は小さい頃に地元のフードコートで食べた記憶しかなかったので、ほとんど初めて。ちょっと信じられないくらい美味しかった!特に調べず通りがかって気になったお店だったけど、大当たりだった。
そしてやっぱり網タイツが破れる(なんで〜)。
夕方になる前に、神戸へ帰る。なんとなく南京町に行った。いーあるふぁんくらぶを歌いながら。
ここの写真を撮ってたら「どこから来られた人ですか?」と言われた。神戸在住です。
「福あるで!」と教えてくれて撮った写真
普段は夜遅いので行けない、我が心の金時食堂にも。大学生の頃から、昼夜問わずよく飲みに行った店。引越し前に行けてよかった。
明石は地元に近いため、ちょくちょく行っていたけど、ここまでゆっくり過ごしたのは初めて。こんなにいい街だとは思わなかった。何より、アウターがいらないくらい暖かく、天気も良くて、もし神がいるとしたら、私たちはでろでろに愛されているとしか思えなかった。無計画だったけど、ちょっと結構かなり楽しかったので、日記を。
神戸どうぶつ王国、次はお前だ。