「SNSに肉の接写を上げて『えっちだ』というコメントを添える女のフェラチオは音だけうるさくて何にも気持ちよくない」。これは、日本古来から伝わることわざです。舐めんな。本気でお前の『えっち』な写真を上げてみな。そして舐めるのはチンコだけにしろ。
かなり前に開けた軟骨あたりのピアスが、突然腫れてきたので埋めることにした。花を買っては枯らすし、ピアスを開けては膿ませる。何一つ大切に育てられない。そりゃそうだ、あたしは豆苗すらすぐにダメにする人間だ。唯一育てられたのは、自分のまつ毛くらいで、だから、好きな女の子が母親になっていたことにショックを受けた。
その子のことは誰にも教えたくない。同い年の、可愛くて、だらしがなくて、無邪気で奔放な女の子。同い年ということしか知らない。ましてや本名など知らないし、会ったことすらない。さみしい気持ちになった。「娘」という文字の羅列に違和感を覚える。またあの頃の面白い文章が読みたかった、なんてことを思ってしまうあたしのほうが、彼女よりずっとずっと子どものままだった。自分の未熟さに恥ずかしくて情けない気持ちになった。
新車のタクシーは酔う。三宮から歩くのが当たり前になっていたので、久しぶりのそれは特に酔った。誰かが居てくれると暖房をつけずとも部屋がいつもより温かくなると知ったのは、一人になってから。人と暮らしていると、それが当たり前なので、気付かなかった。嬉しい気持ちになる。毎日毎日、時間が溶けるように過ぎるのは困る。あたしはあたしのことが好きな人が好き。あたしのことを好きでなくなった時点で、あなたはもう、あたしの好きな人ではないのです。神戸のことは好きだし、多分神戸もあたしのことが好きだったと思う。だって優しくしてくれたから。あたしが引っ越すまでずっと温かかった。今年の11月はやけに暖かかったでしょ。
良い思い出はiCloudに保存して、そうでないものは明日の最後の燃えるゴミの日に、全部棄てるなどして。戻らない日々なんて最低 愛おしくないよ。
絵葉書にしようかな
今日の一曲
